まずはとりあえず書いといて、それからやて
しばらくおいといてから、ちょっと経ってからよう考えて見なおしてみや~
3-3.文章を書く
一般に、
・何かきっかけがあると自分史に取り組みやすい。戦後70年の今年は、良いタイミング。
・同じ経験や仕事をしている人が読んで、役に立つような自分史が理想。
・まずは資料・記憶の種元(日記や写真アルバム・卒業文集など)を集め、調べ、家族史年表に。
・人生全部を書こうとせず、「家族」や「仕事」「旅行」など、テーマを決めて書く。
・自分史講座などで仲間同士批評しあったり、第三者に見てもらったりすると、客観的に自分の人生を振り返ることができ、分かりやすい原稿になる。
「書く」という作業は、3つの工程から成り立っている。
「構想(メモ・テーマ)」「執筆(下書き・草稿)」「推敲(清書)」
・「構想」は、設計図。
・企画メモを書く。「テーマ」「目的」「誰に読ませるのか」「期限」「予算」など。
・目的はさまざま。「自分のために残す」「子孫に伝える」「自叙伝の執筆」「自己分析」など。
・取材に行く。「現地訪問」「親戚訪問」「図書館・歴史資料館・博物館」「インターネット」
・目次を作る。テーマに沿って、重要なエピソードを選択。
・「執筆」は、肉体労働。
・書くときは頭を使うな。一気に書く。長い文章も恐れることはない。文章のクセは個性。どうせ後から「推敲」する。
・どこからでも書けるところから書く。自分の言葉で書く。辞書を引かない。方言でも書く。
・客観的に表現。時代背景・年代・季節・場所・人間関係・情景・状況などを描写。
・写真を入れる。重要な写真なら、その説明をするだけで十分な場合も。
・「推敲」は、「個性」と「わかりやすさ」のバランス。
・「わかりやすさ」の追求は、「個性」の放棄。
・「個性」的に過ぎれば、「わかりやすさ」を失う。
・読み手への配慮。状況説明・専門用語+うまい・格好良い表現。
・誰に読んでもらうのかによって、随分違ってきます。取材相手にもお読みいただける程度には推敲すると良いと思います。
・数日間おいて、音読してみる。相手の前で読んでいると想定して。
はじめに・おわりに
・はじめに。この文章はこういう文章だ(目的)、こんな風に読んで欲しいなど。
・おわりに(あとがき)。書いてみた感想、協力していただいた皆さんへの感謝など。
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